今季初の40kmライド。今年は20km程度が数回と、数えるほどしか乗れていません。春先に壊した右膝の影響です。

膝は壊したというより軟骨が擦り減って水が溜まり、それで痛みが出たわけですが、原因は何でしょうとドクターに聞くと、一つは加齢、もう一つは若い頃に無理したんじゃないかな、とのこと。

自転車に乗っている時は苦しくても無理している感覚はないんですが、体にとっては相当酷使されているという状態なんでしょうね。実際、勝ち負けを意識するレース活動は、トレーニング強度を上げていくに従いそれは強くなるか体を壊すか紙一重のところがあって、確かに限界を超えると体は簡単に壊れます。

もうレース活動は終えたので、これからは体に負担を掛けずに、走り終えたあとに「ああよかったな」と満足できる強度で長く楽しく続けていきたいなと思います。でも店長にとって、走る目的はトレーニング。あまりスピードを出せなくても走る時はトレーニングなんですね。続けるためにはそういう意識が大事だと思うから。

秋晴れのなか、今日は石狩の高岡まで走ってきました。昔は朝練の定番コース。集中して走っている朝練の時は、走行中に写真を撮ることなどなかったけれども、今日は筋疲労を溜めないように時々休憩しながらの走りです。

石狩川の河口橋で一度休憩した時に、川越しに高岡の遠景を見て思わず1枚パチリ。ウミネコも一緒に眺めていたかな？

石狩川を渡り、さらに231号線を進むと1kmの上り坂を越えた先に聚富という地名の高台があります。最後の数百メートルがちょっと勾配が増して、ここをもがくと登坂能力アップにバツグンなんですが、今日はもちろんスルーしてそこでも止まって撮影タイム。

そこは道路を挟んで目の前が霊園の入口。先日、ドライブでここを通った時に家族もモダンな門構えだと感心していたけど実は霊園の門なんですね。

ここの1km上りを終えたら自販機を置いている不動産屋さんがあります。その自販機は周回練習の時によく利用する周回中の絶好ポイントでした。が、残念。エネルギーを補給すべきその場所には、自販機ではなく薪が堆く積まれていた。

以前の走行会でくつろいだ憩いのスペースもなくなり、ずいぶん様変わりしてしまって何だか寂しい。草ぼうぼうでいかにも廃墟といった感じ。

とはいえ、聚富の高台からは遠くに札幌の街も見えて、その風景に心も和むここは足を休める絶好スポットです。

今は40km走るのも大変な体力にまで落ち込んでますが、石狩の高岡は、体の故障や怪我で何度か中断していたレースを再開した時に、そのたびごとに復活を掛けてトレーニングしていた、店長にとっては自転車の聖地ともいうべき特別な場所。また気軽に来ることのできるよう粛々と体力を戻していきたいと思います。