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Q. 僕は、まだ中学生ですがロードレースをはじめようと思ってます。今回の質問は、ロードレースのジュニア大会に出るためにライセンスなど必要なのですか?教えてください。お願いします!

これからロードレースを始める予定なのですね。ライセンスについてご説明します。結論から先にいうと、日本では中学生はライセンスの対象に関係してこないと思います。

ライセンスについてお話する前に、レースのカテゴリー分けについて説明しましょう。競技連盟が発行するライセンス、いわゆる連盟への会員登録ですが、登録した会員は大きくは年齢ごとにカテゴリー分けされていて、カテゴライズされた会員の参加レースは、このカテゴリーと細分化されたレースのクラスによって変わります。

会員が登録するのは国内連盟ですが、カテゴリー分けを主管しているのは、UCI(国際自転車競技連合)という国際機関です。しかし、カテゴリーやレースのクラスによってはUCIから離れてしまうレースもあって、国際的には中学生の場合は「ユースカテゴリー」と言いますが、このユースカテゴリーは国内連盟が統括することになります。

話がややこしくなりますが、国内連盟のJCF(日本自転車競技連盟)の場合は、独自のカテゴリー区分を行っていて、ジュニアという区分は、UCIでは17歳と18歳をいいますが、JCFでは18歳以下となっており、中学生の場合は16歳未満が対象となっているビギナーというカテゴリーに属します。

未確認ですが、確かビギナーカテゴリーにはライセンスがなかったと思います。このビギナーカテゴリーは名前だけ存在しているようなものですね。ですから、JCF主催のレースには対象レースがありません。ただし、例外があって、唯一、春に伊豆修善寺で開催のチャレンジサイクルロードレースは参加申込みが臨時登録扱いで対象レースとなります。高校生になってジュニア大会に出場する年齢になったら、ライセンス登録が必要ですね。

以上は、連盟が主催するレースに参加する場合の説明となります。主催者が自治体など、連盟が主催に関係しないレースでは年齢にかかわらず特にライセンスは必要ないと思います。

ただ、独自のルールで登録制を設けているケースはあるかもしれません。北海道の競技連盟(HCF)も独自に登録制を敷いていて、JCFの加盟団体ですから手続きはHCF経由となり、HCF登録しなければJCFに登録ができないようになっています。

ちなみにレースに参加するときに、プログラムには主催と主管が掲載されている時がありますが、主催が競技連盟でなくとも、大会で実際に競技運営に携わっているのは主管としての競技連盟です。レースはすべてルールに基づいて開催されますから、そのルールを適用させて開催していくためには主管として競技連盟が関わっていなければならないのですね。

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