今季初乗り。ここ一週間くらいですっかり雪も解けて、外でも乗れるようになってきました。例年、走り始めはロボットみたいに体が固くてペダリングがぎこちなく感じるものですが、今年はオフトレのおかげでずいぶんと足が軽かったです。室内でトレーニングするよりも外で乗ったほうが気持ちも軽やか。

でも、昨年11月から続いている逆流性食道炎の症状がまだ完治していないのでまだ当分は強度低めのトレーニング。冬のローラーも週1～2回、心拍120拍台のLSDレベルで漕いでいました。

きついトレーニングはすぐに胸焼けの症状が出てくるので、今年のレース参加は断念しました。昨年の秋に体力アップでモチベーションも上がって今年は復帰したいとレースに前向きだったのに、体が言うことを聞いてくれないのでしょうがない。楽しみ方の方向性を少し変えようと思います。競うためのトレーニングはもう無理かな。

今年は例年よりも暖かくなるのが早いせいか、ロードバイクの動きもよいようです。今日も1台中古のバイクをお買い求め頂きました。ありがとうございます。昨日はお持ち込みバイクの整備点検ついでに、初めてのロードバイクだからとフィッティングサービスを受講して頂きました。受講コースはノーマルコース。日中だったけど、ちょうど修理も一旦途切れて時間が空いたので、30分くらい時間を取ってアドバイスさせてもらう。

ノーマルコースは通常はポジション出しのみのプログラムですが、今回はチェーンのメンテナンス作業などいろいろあったので、それらも含めてロードバイクの扱い方や乗り方などお話ししながら店長にとっても楽しいひと時でした。

先週は千歳からもフィッティングにお出でいただきありがとうございました。今回で確か3回目でしたがパーツを交換した際のポジションチェックということで、いつもベストポジションを追求されていらっしゃるのだと思います。私もお役に立てることが嬉しいです。フィッティングサービスは閉店後に行っているのであまり営業という感覚がないです。ロードバイク愛好家の方々のお手伝いをしているという感覚。それなりに時間を割くので料金を頂戴しているという感じ。

ロードバイクのフィッティングをお受けになられる方の中には、膝の痛みや違和感を改善したいということで受講される方もいらっしゃいます。サドルのポジションに原因がある場合は、それらの症状も治る可能性があります。

リニューアル前のフィッティングページで掲載していた掲示板には、フィッティング後に痛みが改善したというお声も頂戴していました。悩んでいらっしゃる方には試してみる価値はあると思います。ただ、もちろんあくまで「可能性」ですから、ご期待に沿えない場合もあるかと思います。フィッティングをご希望される場合は事前にご了承ください。

バイクのポジションを見直したことで乗りやすくなったというケースも多くあるようですね。上りのタイムが上がったという方もいらっしゃいました。

店長も昔、トークリップの時代にクリップのサイズを変えたことで劇的にタイムが短縮したことがあったのでよくわかります。20代前半でレースに出始めた頃、まだ何もわからずその時はLサイズに合わせたクリート位置だったのが、これが深すぎたんですね。私の足にはMサイズがよかった。

クリート位置が適正でなければ、ペダルを漕ぐ足の位置も変わるから、サドルの高さも適正な位置からずれてしまいます。つまり適正な円運動から離れてしまう。これは効率のよいペダリングにも影響するから走行スピードにも関係してくるわけです。

速く、楽しく、ラクに走りたいと思えば思うほど、バイクのポジションは奥が深い。

でも、自分にピッタリのポジションが見つかれば、乗りなれているならサドル高さが1～2mm変わってもわかります。「乗りなれて」というのは体力に関係してくるので、ある程度の体力を身につけているという前提ですが、体力は高いほうがもちろんスピードも出せるし余裕を持って走れて走行距離も延ばせるので、私もレースには出なくてもこれからもトレーニングはずっと続けていきたいと思っているところです。

そう考えるとやっぱりロードバイクは生涯スポーツとして年齢に係わらず楽しむことのできる趣味ですね。