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大会参加レポート

TEAMアティックの 大会参加レポート

柳月杯レースレポート

7月15日〜16日

7月15と16日、帯広市十勝川河川敷にて行われた柳月杯自転車ロードレース大会に参加しましたので以下レポートいたします。

15日は個人TT、16日はロードレース。両日共アティックからは、V2中西氏、S2内山の2名が参戦。コースも両日共十勝大橋下河川敷サイクリングコース?、および堤防道路の周回4.7kmを使用。
(どんな感じなのか想像しにくい方は豊平川サイクリングコースを思い出して頂きたい。橋の下サイクリングコースを反時計回りに出発。約1.5kmほど進み、堤防道路へ上がる。ヘアピンカーブで進行方向を逆にして2.7km位進み、途中各10mほどのゆるい下りおよび登りを通過後、再びサイクリングロードへ降りるためヘアピンで再度進行方向を逆にし500mほどスタート地点へ向け進むとゴールとなる。
レース中の注意点は、サイクリングコースから堤防道路へ進入するためのヘアピンと、逆に堤防道路からサイクリングコースへ進入するための下りヘアピンカーブで、2日目のロードレースでは後者のヘアピンカーブへの進入順序でゴールの着順がほぼ決まるという点です)

・15日個人TT
天候晴れ、気温暑い(28~30度位)、風はスタートから堤防道路へ上がるまでの区間が向かい風、堤防道路上は追い風、再びサイクリングコースへ降りてゴールまでは向かい風(15日は風の強弱はありましたが風向きは終始同じ)。

私は当日9時到着。元チーム員のAさんIさんが既に到着しており、軽い挨拶後自転車の準備等に取り掛かる。受付、出走サインを早めに済ませ自分の出走時間を確認。出走時間まで余裕はあるが、試走のためのコース解放は10時頃までのため、中西氏と3~5周サイクリングレベルの試走を行い、路面状況、障害物のチェックや、最短コースの確認を行う(二箇所のヘアピンは非常にキツイこと、また疲労の蓄積で足が重いことを感じた)。

その後アップまでは中西氏と談笑等で過ごす。(とかく緊張で固くなりやすいレース前の時間、緊張を維持しながらもリラックスできるのはチーム員の存在なんだと感じる)。

12時30分、アップ開始。中西氏はアップを終え、険しい表情でマッサージオイルを塗り召集を待っている。アップ開始後30分ほどで中西氏召集。中西氏に一言掛けアップに集中する。中西氏出走時間に出走見送り、激を飛ばす。再びアップを続けトータル40分ほどでアップを終える(アップ時アベレージ心拍128、最高154、思ったより心拍をあげられず納得いかず)。

その後、先にゴールしたA選手に風の状況やペース配分についてたずねると、「スタート直後から500m程は時速40kmペースでいけるがその後の堤防道路へ上がるまでの区間は油断すると時速35km~36kmに落ちるから注意してください」との情報を得る。このAさん、試走中最後のヘアピンにて落車、手首に固定用のテープを巻いてスタートしたということが判明。それでもタイムは7分前半で上がっており、「S2だったら6分台でしょ」と、ちくりとやられる。

13時30分、S2に召集かかる。スタートは2番なので、先発を目標に走ろうと決めるも、いまいち集中力に欠けている自分に気づく(アップ時に集中力を高める努力を怠っていた結果です)。

定刻スタート。ギアが重過ぎ、スピードを乗せられない。後輪が浮いてグリップしていないのがわかる。数秒後ようやく目標スピードに乗せられる。(余計な力を使ったこと、イメージ外事象に焦りが生じる)。その後はAさんの言うとおり見る見るスピードが落ち、時速35km~36kmぺースに(挽回しようにも足が回らず、悪魔が「サイクリングにしちゃえば、」天使が「いや頑張れもう少しで追い風よ、ほら前の選手も見えるでしょ」の葛藤との戦い)。しばらくこのペースを維持、ようやく堤防道路へ。追い風を利用して大きなギアをガンガン踏むことだけを考え、調子よくシフトするがまたもや失敗、重すぎたギアを元に戻すというロス。その後はひたすら踏み続けることのみに集中(この辺から論理的な思考は既に出来なくなっています)。

軽い下り登りを経て、いよいよ最後のヘアピンに進入。止まるようなスピードでカーブをこなす。残りゴールまでは再び向かい風。最後の力を振り絞り時速40kmペースを死守してゴール。ゴール後すぐに思い浮かんだことは、スタート直後の重すぎたギアのこと。タイムは6分56秒。AvHR168、MaxHR180でした。

反省点:スタート前の集中力欠如、TT最中心拍を見れる余裕がなかった、ギア選択のミス。

・16日ロードレース
天候曇り霧雨スタート時は薄日射す、気温低い(18度~20度)、風15日とは逆になりスタートから堤防道路に上るまでは追い風、堤防上は向かい風。出走は12時。 中西氏と8時過ぎ会場到着。15日とはうって変わっての寒さに驚く。霧雨が降っているものの、中西氏とコース確認のため試走に出る。細かい雨が降っており天候の回復を心配する。コースは15日と同じのため、レースの展開を考えながら軽めの3周回を行う。

その後は昨日と同じように中西氏と談笑したり、軽いストレッチや車内整理等で過ごす。10時50分、アップ開始。昨日の反省を生かしレースに集中する(アップは40分ほどAVHR123で、MaxHRは153と今日も高い心拍まで上げられず)。中西氏のスタート声援に行く。中西氏TT時の失敗があったので「冷静に!風を考えて!」と声を掛ける。その後はストレッチ、マッサージでスタートまでの時間を過ごす。

11時50分召集。いつもならスタートでいい位置を取るため前方に並ぶが、後ろに並ぶ消極的な自分がいました。(クリテ?のようなレースは過去にスタート時の失敗があったためあまり好きではないのである)。だがなぜかコース整列時は最前列でのスタートとなる。隣りは顔見知りのW選手。挨拶を交わしスタートを待つ。

12時00分スタート。スタートダッシュがあるのかと警戒しながら走り始めると、追い風に乗った一定ペース(40km/h)のスタートで、車列もスムーズに出来上がり淡淡と最初の登りヘアピンまで進む。ヘアピン通過後の立ち上がりは一気に加速がかかるため、あっという間に取り残されそうになるが負けずに一気に加速。その瞬間後方でタイヤの破裂音とともに自転車の転がる音が聞こえる。振り返る余裕はないが数名の選手が落車に巻き込まれた模様。自身は先頭5~6番手をキープする。早い段階での落車の影響か一瞬集団のスピードは若干落ちたように感じられたが、その後は車列を組んでの速くもなく遅くもないペースで周回を重ねる。

集団では常に私を含めて4~5名の選手が先頭交代を繰り返す中、レース経験の浅い選手が、故意にではなくとも交代を潰してしまう展開で進んでいった。周回中の私は、なぜか最初の登りヘアピンコーナーを先頭で抜ける周回が多く、縦一列にに伸びたこのコーナーで集団の人数などを計数していた。

このようにして周回を重ねる中、確か7周回目に入るとすぐ、追い風を利用して1名の逃げが発生。集団は殊更追うような展開を見せず自滅を待ち約3分後にこの選手を吸収する。同周回中、堤防道路上にて再び1名の逃げが発生したが、向かい風と残り周回の少ない中での逃げのせいか集団は少し警戒。追う気配を見せるも、この選手下りヘアピンで自爆。こうして向かえた最終周回『ジャン』の音とともに先頭の位置取り争いで集団は一気に不安定になる。こんな中私もはじめて集団の中央後方に追いやられる。(落車が怖い、焦りも生じるが冷静になるよう自分に言い聞かす)。

程なく危険を察知してか、周回遅れで集団に吸収された選手が「集団を引っ張ります!」と先頭を引き始める。見事に整然とした車列に戻るとともに、私も最初の登りヘアピンコーナーで集団を小さくしたいため、先頭に出て再び車列を引き始める。先頭キープのままコーナーの立ち上がりで仕掛けるも全く効果なく、逆に先頭を取られる。その後堤防道路上で先頭を巡る小競り合いが続く中、私は再び仕掛ける。(集団が小さくなればと思っての仕掛けでしたが力足らずで効果なく)。

軽い下りに入る手前で、H大選手2名に抜かれる。(1名は周回中先頭引きをしていたのでわかっていたのですが、もう1名いることは全く知らずH大の作戦だったのだと思うとともに集団の観察を怠っていたと反省)。軽い下りで追う。登りでこの2名の選手交わすが、他選手がこの登りで前に出てくる。ゴール順をほぼ決めるという最終ヘアピン進入までの堤防道路上で何とか先頭を奪回しようと試みるも、2~3番手にて最終コーナーに進入する。コーナー立ち上がりで30mほど前1名が、15m前に1名がおり、この選手をゴールまで利用しようと何とか追いつくと同時に、私の左を知り合いのO選手が抜けていく。利用しようとした選手も失速気味だったので、ここはO選手との完全な一騎打ち2着争いと決め勝負する。何か悲鳴に似た気合の叫びをあげながらO選手をわずかな差で追い抜きゴール。ゴール後はすぐにエネルギー補給と、知り合い選手にご挨拶。そしてダウンに取り掛かる。そこへ、知り合いのA選手が「内山さん1着ですよおめでとうございます」。何かの間違いと思い1着でゴールした選手に話を聞きに行くと、その選手いわく「このレースがクリテリウムだと思っていましたので、周回遅れの私も救済措置として集団に復帰し正当に1着でゴールしたものと思っていたのですが、主催者によるとこのレースは『クリテリウムではなく、ロードレースですので救済措置云々はない』とのこと」。

着順についてはなんだか素直に喜べないレースとなりました。

評価できること:今回も積極的に先頭に出て集団を引けたこと、ひいては落車に巻き込まれずすんだこと。力配分を考えゴールスプリントまで力を残せたこと。一生懸命努力し、あきらめなければ勝利はどんな形であれ転がり込んでくること。

反省点:集団をよく観察することも必要。競技ルールを知ろう(クリテの救済措置は初めて知りました)。

AvHR139、MaxHR189でした。

author:うちやま

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