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Campagnoloギアに起こっていた初めて経験するBBトラブル

2022年07月28日

自転車修理

Campagnoloギアに起こっていた初めて経験するBBトラブル

カンパのカーボンクランク、一度は使ってみたいと思われている方もいらっしゃるでしょう。1月に買取りしたロードバイクにもケンタウルのカーボンクランクが装着されていました。

しかしこのバイク、かなりイレギュラーな組み合わせ。コンポーネントがケンタウルなら問題ありません。でも、こちらのバイクはギアクランクだけがケンタウル。ティアグラの9速コンポをクランク周りだけ換えて使っていたようです。

対応スピードも違うこの組み合わせでどのくらいの間使っていたのだろう。クランクがぐらぐら状態でした。前回に引き続いてボトムブラケット(以下BB)のトラブルですが、今回は最初からこのままでは正常に使えないとわかるほど変速に支障が出ていました。

クランクぐらぐらがイレギュラーな組み合わせで使っていたのが影響していたかどうかは不明。ギアチェンジは変速がスムーズだったかチェーンリングに負担が掛かるような変速だったのか、イレギュラーな使い方は経験ないのでわかりません。

とにかくこの状態ではバイクを使用できないのでコンポをシマノに丸ごと交換。丸ごとと言ってもチェーンとスプロケットだけはそのまま使ってSORAの9スピードに換装しました。

ガタガタの原因はベアリング

Campagnoloギアに起こっていた初めて経験するBBトラブル

前回のサーヴェロ同様、クランクがぐらついていたのはベアリングが原因でした。カンパはシマノとは違い、ご存じのとおりベアリングはクランク側に圧入されています。

最初はベアリングだけ外して、ギアもメッキが剥がれているけどクランクはまだ使えるだろうと再利用も考えてましたが結局やめました。ウルトラトルクの固定ボルトを外しても、なぜか両側ともクランクが抜けなかったから。

普段ならボルトを外せば手ですんなり抜けるクランクが、手ではどうやっても抜けなかったのはカップの中に挿入されるベアリングが固着して、どこかがどこかにくっ付いていたもよう。どこでくっ付いていたのか、この時はまだわからなかった。

仕方がないから、まずドライブ側のクランクをプラハンマーで叩き出して取り出したところ、BBカップの中はサビサビ状態。

ん~、これはこれは。こうなってたか。

カンパBBの反ドライブ側はどうなっているか?

Campagnoloギアに起こっていた初めて経験するBBトラブル

次はドライブの反対側。こちらは相当手強かったので、プラハンマー叩きはやめて、ママチャリで使う巨大ポンチを使ってシャフトを直接叩き出す。ドライブ側はクランクしか叩けなかったので外しにくかったけど、真ん中のシャフト叩きは一発で外れた。もちろん叩いた瞬間クランクがどっかに吹っ飛んでいかないように、圧入BBを外す時と同じくビニール袋で受けてます。

左クランクも、ウルトラトルクの噛み合わせが取れて自由に動いているのに抜けなかったのは、右クランクと同じくベアリングの先っちょが部分的に固着していたのが原因と思われます。

そして、左のカップは右側よりも汚れがひどかった。固着の喰い付きが大きかったのもこの状態を見るとよくわかります。

通常はクランクの汚れはギアが付いている右側のほうが激しく汚れるものですが、BBカップの中は違うんですね。こちらのバイクはフレームを掃除する前の汚れ具合からその使用状況を推察すると、おそらく日常的に雨の日も使っていたと思われます。ということは、防水性という観点からはドライブ側のほうが反対側よりもちょっとはましだったということでしょうか。

いずれにしても、チェーンリングのメッキ剥がれも激しいし、この状況はノーメンテナンスで乗っていたのかもしれないですね。シマノのBBは防水性が高いので(2ピース型クランクの場合)メンテナンスフリーといってもよいかもしれないけれども、カンパは違いますね。定期的にベアリングの交換が求められています。面倒かもしれないけど。

でも、シマノでは展開していないカーボンクランクをどうしても使いたいなら、カンパのBBは定期的なメンテナンスが必須です。

メンテナンスの重要性を再確認

中古バイクを扱い始めてから、新車だけ販売していた当時に比べてあきらかにトラブルに接する範囲が広がっています。特にBBまわりはこのブログでもこれまで多種多様な記事を上げてきました。

トラブルに接する経験だけではなく、仕様や規格についても、まだ中古車を扱っていなかった当時からみると今はずいぶん知識も深まっているように思います。ディーラー制で取り扱う新車だけでは扱い車種が限定されるので、中古で様々なメーカーに接することができるのはある意味感謝です。スポーツバイクを扱うショップとしては、トラブルを発端として知識が明るくなるということは、そのトラブルは学びを得る機会につながるから反面よい経験としても活かされているということですね。

でも、これはもちろんバイクを買取りした買い手としての主観。オーナーがもう手放したバイクだから言えるのであって、まだバリバリ乗っている現役バイクだったらトラブルは大変困りますね。いきなり発生する場合もあるでしょうけど、多くは事前の点検整備でその兆候を知る可能性は高いと思われます。

アクシデントにつながるかもしれない兆候を捉えられるかどうかは経験次第。ぜひプロショップで定期的な整備点検を受けてください。

例えばパンクですが、何かが刺さったパンクやリム打ちなど、原因がわかれば問題ありません。ユーザー自身で誰でも対処できます。でも、劣化によって亀裂が入ってパンクした場合は難しいかもしれない。繰り返し何度もパンクする場合は、経験不足だとなぜそうなるのか原因がわからないでしょう。そんな状況でもきっと経験豊富なプロショップなら指摘してくれるはず。あ、これはあくまで例として。点検整備にチューブの点検は含まれないでしょうから。もちろん一定の年数を超えたタイヤチューブは使用頻度は低くても定期的に交換したほうがよいですね。

なお、交換する定期の年数は一様ではなく、室内か室外か、室内でも日当たりの良い場所などタイヤチューブの劣化は保管状況によっても変わります。高温多湿の環境は避けたほうが無難。

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