はじめてご来店いただく皆さまへのご案内

店長のロードバイクブログ

ビギナーにも役立つ自転車情報満載! 店長のロードバイクブログ

マイペースでゆったりとした走りを楽しむロードバイク

2020年05月21日

その他

マイペースでゆったりとした走りを楽しむロードバイク

ロードバイクの楽しみ方は十人十色、人それぞれですね。競争が好きな人、競争には関心がない人、人には負けたくないけどもう頑張れない人、店長もです。

めっきり体力が落ちてきたここ数年は、以前のようにバリバリとレース活動していた頃のようには走れなくなって、走りに対する意識も変わってきました。マイペースで、頑張る時は自分の中だけで頑張ればいいんじゃないかと。

今回ご注文いただいた、FUJIのバレットΩのお客様もおっしゃっていました。そろそろレーシーなスタイルのロードバイクから、あまり肩肘張らずに走れるバイクに換える時期だとお考えになっておられて、そして、今回、真っ赤なFUJIの戦闘マシンSST3.0から、おなじFUJIのバレットΩに乗り換えることになったようです。

おっしゃることはよくわかります。年齢と、体力的にも今の私がそうだから。

年齢に応じた走り方のスタイルを考えてみる

毎日のようにトレーニングができる環境であれば、体力アップとともに、走る意識もどこか義務感のようなものが芽生えてきます。レースに参加するためにはトレーニングは日課、義務意識もないと続きません。

でも、年齢とともに徐々に体力アップの上昇率が緩やかになってくると、体力を維持しようとトレーニングする義務意識は少なからず体に負担を掛けます。

同じトレーニングをしていても、自分が思っている以上に体力が上がらなくなる、切ないけれども、そういう時期が必ずやってくるんですね。今までは、これだけやったらこれくらい速くなるという目安みたいなものが自分のなかにあったのに、それがまったく当てはまらなくなる。

その結果、もっと体力を上げたいとか、またはできるだけ体力を下げたくないという気持ちが強いと無理を重ねてしまうのです。

店長の場合は40代の後半でした。40代前半で逆流性食道炎を患ったことがあって、その時は3年間レース強度の走りはできなかったです。常に胸焼け状態で、あの頃は本当に辛かった。治ってからまた復帰はしたものの、それ以降、意識と体力のギャップを感じつつ、すでに一線級(道内の)の走りに戻れる体力は失っていました。

あの疾患がなければなと思わないこともないですが、レース活動は常に全力投球だったので、致し方のない事実です。

レース活動は自分の体と常に向き合う姿勢が大事

店長が逆流性食道炎になったのは、体が過度のストレスを受け続けたからです。もちろん肉体的なストレス。40代で30代の体力を維持しようと思ったら、それまで以上にトレーニングの強度を上げなければなりません。そして、体が許容できる限界ラインを超えると、待っているのは内蔵疾患。外的な故障や怪我よりも深刻です。

トレーニングが原因で、体を壊してしまい、レースを離れた方を何人か知っています。おそらく、走っている時は体が壊れるまで追い込んでいるという意識はなかったでしょう。ただ苦しみに耐えながら決めたメニューをこなしているだけ。心疾患とか、まさか病気になるとは、これは、誰もが経験してみなければ実感できないと思います。

走るのが仕事でなければ、レース活動はあくまで日常生活の範囲内で行うもの。体を壊して生活に支障が生じてしまえば、本末転倒、楽しいはずのロードバイクが逆に自分を苦しめる道具にさえなりかねません。

いま思えば、店長も、ショップを開いて数年後にレースを再開し、40前半の時にこれはまた戻れるなという手ごたえがあったから無理してしまったんですね。精神的には耐えられても肉体が我慢の限界を超えてしまったのでしょう。後悔は先に立たず。

40代が20代の選手とレースで一緒に走るのは並大抵のことではありません。40後半からは強度を上げると胃炎が続いていたので、55歳を最後にさすがにもう駄目だとレースを終えました。でもほんとはもうちょっと続けたかった。

チャンピオンスポーツとレクリエーションスポーツとしてのロードバイク

レース活動をしていると、強くなりたいという意識と、体を壊さずに楽しむ走りを両立させるのは、ある意味難しい面もあるのかもしれません。成績が伴ってくると、もっと速く走れるようになりたいとさらに激しいトレーニングを自分に課すようになるから。

仕事ではなくても、勝ち負けを競うチャンピオンスポーツでは、体の故障は簡単に起こります。少し休めばすぐに治る軽いものから、トレーニングを続ける限りは騙し騙し付き合っていかなければならない重い怪我まで、店長もいろいろ経験しました。

ロードバイクが好きで長く続けていくためには、年齢とともに意識も変えていかなければならないのかなと、今はそういうふうに思います。

ロードバイクは、勝敗を競うチャンピオンスポーツであり、自分のペースで楽しく走れるレクリエーションスポーツでもありますね。ここ数年はグラベルロードという新たなジャンルも開かれて、ますます楽しみの選択肢が拡がってきました。

自分の楽しみ方に応じたモデルが用意されていますから、これからロードバイクを始める方も、自分にあったバイクで、さらにロードバイクの可能性を拡げていくことができればよいですね。

昔、ランドナーで北海道を回ったのが懐かしく思い出されます。私が自転車に想いを馳せる原風景です。

カテゴリ一覧

自転車修理
バイクメンテナンス
パーツ換装
難題トラブルの修理
機材情報
トレーニング
フィッティング関連
イベント
店舗に関すること
サイト運営に関すること
その他

ブログ一覧

2024年
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年
2023年11月
2023年10月
2023年09月
2023年07月
2023年06月
2023年04月
2023年03月
2023年02月
2023年01月
2022年
2022年12月
2022年11月
2022年10月
2022年09月
2022年08月
2022年07月
2022年05月
2022年04月
2022年03月
2022年02月
2022年01月
2021年
2021年12月
2021年11月
2021年10月
2021年09月
2021年06月
2021年05月
2021年02月
2021年01月
2020年
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年01月
2019年
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年01月
2018年
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2017年
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月

ROAD BIKE SHOP AtticのSNS

ROAD BIKE SHOP アティック

アティックは、ロードバイクを楽しむコミュニティショップ

https://www.attic-bike.com/

この記事を、いいね!と思ったらシェアして下さると嬉しいです。

  • facebook
  • twitter
  • はてなブックマーク