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オフ入り前のロードバイクメンテナンス

2019年11月20日

バイクメンテナンス

オフ入り前のロードバイクメンテナンス

あっという間に冬になってしまいましたね。今日も辺り一面銀世界、この雪はもう解けないでしょうか。今週は少し気温が上がるようだから、今シーズンもう一回くらいは週末のライドを楽しみたいですねえ。

オフシーズンが近づくにつれて増えてくるのがオーバーホールのメンテナンス。11月に入ってから数台お預りしてますが、お渡しするまで納期を一週間ほど頂戴しています。

ロードバイクのオーバーホールは、一般修理の合間を見ながら作業していて早ければ一週間も掛かりませんが、一応、お預け頂ける場合はそのくらい見ておいてください。

フレームをコーティングするコート剤

オフ入り前のロードバイクメンテナンス

オフ前のバイクメンテナンスでは、洗車掃除もご希望される場合は、来春にまたきれいなバイクで気持ちよく乗れるように、オプションで用意しているコーティング施工をおすすめしています。このフレームコーティングでこれまで使っていたコート剤は、こちらの記事でも紹介していたWAKO’Sのバリアスコート。

これは、フレームの表面に被膜を作って紫外線からフレームを守ることで、塗装の耐水性や耐光性がアップして光沢のあるフレームを持続させる効果があります。

店長は、買取りした中古バイクを店内に陳列する時など、フレームの光沢だけを目的に磨く場合はWAKO’Sのシリコーンルブリカントもよく使います。少し色褪せているなと感じたバイクもこれで磨けばピッカピカ、クランクとかのくすみも取れてかなり見栄えが変わります。

コート剤をコーティングの目的によって使い分ける

フレームにコーティングを施す目的は様々ですね。塗装の劣化に対する耐性アップ、虫などこびり付いて塗装を痛めるのを防ぎたい、いつもバイクをきれいに乗りたいから汚れを付きにくくしておきたい、そしてクリアーな輝きを再現させたいなど目的は人それぞれ。

なかでも、フレームの光沢が少しくすんできたからもう少し艶出しできればという需要は多そうです。

艶出しに限っていえば、バリアスコートよりもシリコーンルブリカントのほうが向いてると思うので、店長はそちらをメインに使ってたわけですが、クレストヨンドから出ている「ガラスの盾」が公式ページでバイク以外にも使えるとあったので、便利そうだから興味津々試してみました。

クレストヨンドでは、コート剤の中には石油系溶剤が含まれる製品もあって、そういうコート剤は弱った塗装には向かないと言っています。どうやらこれは、ライバルのバリアスコートを指してるようですね。

石油系溶剤の添加物と聞くとちょっと怖いので、コート剤はバイクの年式によっては使いわけたほうがよいのかもしれません。(年式の古いバイクも、私の経験では特にバリアスコートを使って塗装にトラブルが起きたとかはないですが・・)

例えば、一ヶ月ごとにフレームにコーティングを行うのなら、バリアスコートでもシリコーンルブリカントでも、ガラスの盾でもどれでもいいように思います。フレームの光沢はシリコーンルブリカントが一番テカルので、目的がそれだけならこれが一番コストパフォーマンス高いです。

何を求めてコーティングするのかで使用するコート剤も変わってきますから、コート剤は目的に応じて使い分けるとよいですね。

ロードバイクをきれいな状態で長く使い続けるためのコツ

バイクをいつまでもきれいに保ちたいならコーティング施工は必須。ただ、フレームが汚れている状態では塗装の表面にキズが付いてしまい、逆の結果になってしまうので、フレームにコート剤を施工する場合は洗車が前提です。

雨でも走る方は、走行後にメンテナンスする時がちょうどよいタイミング。普段、自分で洗車するのは面倒ですね。でも、雨中走行のあとはバイクをそのままにしておくと錆びてしまうから、その都度洗車をする方もいらっしゃると思います。その時に一緒にコート剤で磨いておくとよいですね。きれいになったバイクは次回乗る時にはきっとモチベーションも上がるはず。

オフを前に時期的にもう外では乗らないという方も、バイクをきれいにした状態での保管をおすすめします。フレームに油汚れとか虫の死骸が付着したままだと塗装が痛んでしまいます。白系のフレームは変色しやすいし(特にエンドやBB、ヘッド周り)、虫は剥がそうとすると長い間付着したままだと塗装が一緒に剥がれることも。ホイールなんかも油汚れは時間が経つほど取れにくくなります。耐久性の低いデカールは色褪せしやすかったり。心配は尽きません。

なので、乗らない時期は洗車して汚れを落としたあとに保管しておくのが一番よい方法。さらにコーティング施工しておけば、ピカピカバイクでまた来春気持ちよく再スタートできますね。

洗車は今の時期は一日1台限定です。11月第一週までは一回の作業で2台一緒に行っていたけど、気温が5度以下になると手が物凄く冷たくなるので1台が限界。コーティングをご希望される方はお早めにお願いします。

「ガラスの盾」を使う時の注意点

さてと、、バイク以外にも使えると何やら重宝するらしいコート剤「ガラスの盾」。スマホの画面も大丈夫と聞いて、店長はその言葉どおりに、何の疑いもなく、これで使いやすくなるなと期待して一生懸命コーティングしました。

スマホを操作したあとに付く指紋の汚れ、気になりますよね。その汚れが多くなってくるとスワイプもしにくいように感じて店長は画面を拭いてきれいにしたくなります。

そんな面倒な拭き掃除から開放されるならラッキーとばかりに期待したのですが、結果はなんと、ますます汚れてしまった。(涙)

何をもってしても取れない「ガラスの盾」の油膜

正確には汚れというかモニターに油膜が付着しているような状態ですが、これがいくら拭き取っても取れません。石鹸はもちろん、車のウインドーの油膜取り、おそるおそる台所のクレンザーを使ってみても一向に取れる気配なし。最後に、これならどうだと登場したのが、洗車で今までどんな汚れも落としてきたWAKO’Sのフィルタークリーナー。しかし、この油膜はとうとう落ちませんでした。お手上げ。

恐るべし、ガラスの盾。成分には少量の界面活性剤が入っていてこれでコーティングもできるとありますが、自転車のフレームには効果絶大のコーティングも、スマホには使わないほうがよさそうです。

クレストヨンドに何か解決方法がないか問い合わせたところ、エタノールで拭いてみたらどうかとのアドバイス。これはまだやってなかったので、さっそく粘着剤を除去する時に使う工業用アルコールで試してみました。一瞬、油膜がきれいに消えた。やった、と安心したのも束の間、また油膜が浮き上がって元のもくあみ。残念・・・。

スマホに貼っている保護フィルムには「ガラスの盾」は×。クレストヨンドのサイトに載せているブロガーの紹介記事では、他のプラスチック製品にも使えると宣伝してますが、もしも試す場合は自己責任でとなりますね。

店長はこの一件でバイク以外に使うことはないですが、もし日用品などに使用する場合は、どうなるかはわからないので気をつけたほうがよいかと思います。

クレストヨンドのコート剤について

アティックで用意しているクレストヨンドのコート剤は「ガラスの盾」のみとなり、洗車掃除のオプションでフレームのコーティングにガラスの盾を使用する場合があります。パーツの汚れを落として表面を磨く時は液体ワックスを使用していますが、部品磨きにガラスの盾を使うことはありません。

また、「ガラスの鎧」のガラスコーティングは行っていません。こちらのコーティングはフレームからパーツをすべて外し、フレーム単体での状態で行わなければならず、コンポーネントの換装料金と同じくらいの作業料金になるのでガラスの鎧は準備していません。

 

洗車のバイクをお預りする日数について

オフに入る前の今の時期は、洗車メンテナンスでお預りするバイクはお急ぎでなければ一週間くらい預かれますが、シーズン中、とりわけ春先の繁忙期は、預かったバイクを保管しておくスペースの関係から、長くても3日くらいまでとなります。

土曜日とか週末にお預かりのバイクは、洗車は平日にしか行っていませんから翌週月曜日の朝に洗車を行い当日お渡しすることができます。そのあとは長くても水曜日にはお引取りいただきます。どんどんお預りバイクが増えてくると洗車がストップしてしまうので、どうぞ早めのお引取りにご協力ください。

年に一回くらいは洗車してバイクをきれいにしておきたいという方は、もし、平日にご来店が難しい場合は、よろしければ、オフに入る前の今の時期にご用命頂ければと思います。

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