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ロードバイクのメンテナンスの時に、トラブル防止のために注意すべきこと

2019年08月09日

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ロードバイクのメンテナンスの時に、トラブル防止のために注意すべきこと

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ロードバイクのメンテナンスについて、ご自分でバイクをメンテナンスされる時に、これを知っておくと役に立つだろうなと思うことを今日はいくつかご紹介したいと思います。最近、店舗作業で起こった事例も交えてご紹介します。

定期的に点検整備を行う時の要注意箇所

店舗にお持ちになられるバイクのメンテナンスは、通常の点検整備と、何かトラブルで困った時にご相談いただく作業と大きくこの2つに別れますが、点検整備のメンテナンス作業は走行に支障をきたすほど問題となるようなケースはほとんどありません。

通常メンテでは、気をつけなければならないのはハンドルのガタツキとネジの緩みくらいでしょうか。とはいっても、ネジの緩みは深刻な問題につながる恐れもあるから注意が必要です。特にエンドハンガーとギアクランクは要注意箇所。

エンドハンガーのネジが緩んでいると変速不良の原因にもなるし、そのまま放置していると角が削れてしまいフレーム側が傷付いてしまうと修復できません。その状態ではネジも緩みやすくなってしまいます。数ヶ月に一度の頻度で緩んでいるかどうかを確認しておいたほうがよいですね。

締め付け状態を確認する時は、リプレイス式のハンガーにはネジのサイズがいくつかあって、サイズによって作業性も変わりますが判断基準はネジの頭。一点止めはほとんどが5mm。写真のように、こちらはほぼフレームの外側にネジの頭が見えると思います。これはネジ穴が大きいから作業はそれほど神経使いません。

5mmのネジは頭側で締めて止まればよいですが、裏側のナットが供回りする場合はナット側をカニ目レンチで固定して締めます。ネジがフレームと一緒に塗装されているケースも多いですから、その場合は滑らないようしっかりとレンチをあてて作業してください。

なお、まれに目いっぱい締めても供回りが解消できないケースも見受けられますが、その場合はエンドの精度上の問題なので仕方ありませんね。

そういうケースであっても、クイックシャフトでもエンドハンガーが固定されていますから実用上は問題ないと思われます。ただ、供回りする場合はネジが緩みやすいかもしれませんので注意してください。

慎重に作業したほうがよい二点止めエンドハンガーネジの増し締め作業

ロードバイクのメンテナンスの時に、トラブル防止のために注意すべきこと

上位機種になってくると、エンドハンガーの固定は二点止めのネジが使われていますが、二点止めはネジの頭が3mmや2.5mm、まれに2mmとかもあって小さいネジが多いです。特に二点で止める場合はネジが小さくなればなるほど、不用意にトルクをかけて、もしもネジの頭をなめらせてしまったらそのあとが大変です。

頭がフレームの内側の場合は、ネジ穴に汚れた砂が詰まっていたり、油だらけになっているケースもあるから油分をしっかり落とすクリーナーで拭き取ってネジ穴をきれいにしてから作業したほうがよいですね。少し力を加えてネジが動かなければしっかり締まっているのでそれ以上トルクを掛ける必要はありません。

エンドハンガーを交換する時にネジがなめっていて、店長はネジ滑り止め液を利用して外したことも何度かあります。ご自分で作業する時は気をつけたいですね。ネジが固い場合、なめると最悪緩めることができなくなってしまうので、少しトルクを掛けて固いと思ったら、最初からネジ滑り止め液を使ったほうがよいです。これはエンドハンガー以外の部品も同じです。

エンドハンガーは、ハブのクイックシャフトでも固定されているので少しくらい緩んでいても走行に支障が生じることはないとは思いますが、点検整備の時に緩んでいるケースも多いから、特に初回点検でここの緩みを確認していなさそうな場合は定期的にチェックしましょう。

定期点検で必ず行いたいギアクランクの確認作業

ロードバイクのメンテナンスの時に、トラブル防止のために注意すべきこと

ギアクランクのほうは先日も2ピースクランクの固定力が足りないケースがありました。左クランクを固定する前に右クランクのシャフトとの嵌合に緩みがないよう専用ツールでしっかり止めておかなければなりません。

それと、ギアクランクは、ギアを裏側からトルクスネジで止めるクランクは新品でも装着前に一度増し締めしておいたほうがよいですね。新車の場合も必須です。

以前、ここが緩んでギアがグラグラ状態となりチェーンが外れたケースもありました。走行距離にもよりますが、1年に一回はここもしっかりチェックしましょう。

チェックする際は、油汚れがひどいとネジ穴が詰まっていたりするのでギアをクリーニングしてからになりますが、余計な手間が掛かりますからオイルの付け過ぎには注意してください。必要以上に注油しているバイクを多く見かけます。

ちなみに使用オイルの中で556だけは自転車には×。一般車で真っ黒な自転車に乗っている方もいますが、乾くと汚れた油が固まって取れにくくなります。

チェーンの注油とクリーニングする時のアドバイス

ロードバイクのメンテナンスの時に、トラブル防止のために注意すべきこと

注油の時に気をつけたいちょっとしたワンポイントアドバイス。バイクを長く快適に乗り続けるためには、普段からのチェーンメンテナンスがすごく大事ですが参考にしてみてください。

まず、チェーンの位置は、フロントがアウター、リアはセカンドギア。ホイールからチェーンをできるだけ離した位置で、テンションプーリーの右側あたりで行います。

なぜセカンドギアかというと、トップギアだと注油で逆回転させる時にチェーンラインの関係からフロント側が外れる危険性が高いので、セカンドギアのほうが安心なのです。なぜ注油ではチェーンを正回転で回さないのか、それは経験ない人はやってみればわかります。大変作業しづらいのです。

次に、注油の時はその前に必ずチェーンをクリーニングしましょう。チェーンの汚れがひどいバイクは、オイルの注し過ぎかクリーニングをしていないか、もしくはその両方。クリーニングせずに注し続けると、ギアも汚れてそのうちタール状に固まり、その汚れを落とすのはかなり大変。固化してギアにびっちりくっ付いている状態になると、その汚れを取るだけで相当な時間が掛かったりします。チェーンやギアなど機材の寿命も短くなる。RDの固化した汚れは歯飛びの原因になることもあって、ノーメンテの一般外装車でたまに見かけます。

で、そうなる前に、チェーンに注油する時はクリーニングが必須。使うのは、汚れ次第でパーツクリーナーかディグリーザー。汚れがひどければディグリーザーだと固形化した油汚れ以外はほぼ落ちると思います。ただ、アスファルトに付くとボロボロになるほど強力なので、室内外どちらでも下に何か敷いて行ったほうがよいですね。もちろん、フレームやタイヤに付着したらすぐに拭いてください。

アティックでは、洗車の時のチェーンクリーニングは、ゴム製品も痛めずにディグリーザーに匹敵するほど強力なクリーナーを利用していますので、ご心配な方はこちらの洗車クリーニングをご利用ください。

チェーンメンテナンスの実践丸秘テクニック

さて、クリーニングと注油の実践です。チェーンクリーニングは、チェーンだけでなくプーリーも一緒にきれいにしてあげてください。クリーニングの時に使うウエスは、タオルとか使わない衣服とか、綿製品だったらなんでもよいです。

クリーニングは、注油の時と同じくテンションプーリーの右側あたりでディグリーザーを塗布させながらチェーンを1周逆回転。ガーッとさらに数周まわしてチェーンをウエスで直接つかんで溶剤で分解した油汚れを拭き取ります。その時に、プーリーも上下とも歯先を直接つまんできれいにします。

このあと、面倒でなければ水に濡らして絞った別のウエスで拭き取ると、チェーン全体がさらにきれいになるのでおすすめ。

でも、汚れがひどい場合は、ディグリーザーで油を分解させても細かい砂粒とか付着していてクリーニング後もごりごりする時があるから、その場合はパーツクリーナーをチェーンに吹き付けて噴射の勢いで落としてください。それでも解消しなかったらアティックまで。洗車でほぼ完璧に解決します。

チェーンをクリーニングし終わったら、いよいよ注油です。ギアがアウターセカンドだとクランク3回転でチェーンが1周しますので、注し終わったら、数回逆回転させてローラーの中にオイルを馴染ませたら外側のオイルは全部拭き取ります。

オイルの粘度にもよるけれども、粘度の低いロードバイク用のオイルの場合は、この作業をしておかないと走行中にチェーン内部に浸透したオイルが外に出てきて余分な油分となってしまい、砂埃とか付いてこれもチェーン汚れの原因となります。拭き取り作業は必ず行いましょう。

以上がチェーンメンテナンスの作業方法となります。これできれいな状態で乗れること間違いなし。そのうち油が切れてきてローラーがピカピカ状態になったら、その時にまたチェーンをメンテナンスしてあげてください。定期的にメンテナンスしていれば、クリーニングは毎回は必要なく数回に1回でよいでしょう。

それと、雨天走行後はできるだけ早くメンテナンスしたほうがよいですね。遅くとも翌日までに。雨に濡れたチェーンは翌日には錆が発生しますが、遅くなればなるほど取れにくくなります。

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