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11Sロードホイールへの8/9Sギアと10Sギアの装着方法

2018年04月08日

機材情報

11Sロードホイールへの8/9Sギアと10Sギアの装着方法

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先回は、ロードバイクホイールに装着するギアとフリーボディの互換性について、各スピードごとの適合性をご紹介しました。今回は、11Sカセット装着ホイールへの8/9Sカセットギア(以下ギア)と10Sギアの装着方法についてです。

落車でホイールが壊れてしまった場合や、パーツ換装でコンポはそのまま使いホイールはアップグレードしたいとお考えの方にもご参考になるものと思います。

その前に、先回の書き出しで気になることと言っていたのは、クラリスの8S用FH-2400ハブのフリーボディに、1.85mmスペーサーが装着されていたこと。後述しますが、このスペーサーは11Sホイールで使用するものです。どのタイミングで間違ったのだろう。余分なスペーサー装着や、反対に必要なスペーサーが未装着の場合は(たまにあります)、機材故障の原因になるので気をつけたいところです。

11Sロードホイールで使用する2枚のスペーサーの組み合わせ

それでは本題にまいりましょう。

まず、11Sホイールを10S以下の環境で使用するためには2枚のスペーサーが必要です。1.85mmと1.0mmで、どちらも通常ロースペーサーと呼ばれますが紛らわしいのでローは入れずに数値で呼びましょう。1.85mmは11Sホイールに、1.0mmは10Sギアに付属されます。

この2枚は形状も違っていて1.85mmには後述するCS-4600用に溝が切られています。装着の向きは、1.85mmは溝をギア側に、1.0mmはどちらでもよいと思うけど、一応、表面の加工が違うので滑らかのほうをギア側にして装着させます。

で、ここから大事。11Sホイールに各スピードのギアを装着するには、この2枚のスペーサーの組み合わせで対応します。以下のとおり装着してください。順番も。先回のフリーボディの長さと一緒に覚えていれば、より整理しておきやすいのではないかと思います。

・9Sギア
11Sフリーボディは9S用ボディよりも1.75mm長いため以下の方法
→ 11Sホイールに、1.85mmスペーサー + 9Sギアを装着

・10Sギア
10Sギアは9S用フリーボディに1.0mmスペーサー装着して使うため、さらにこれを追加
→ 11Sホイールに、1.85mmスペーサー + 1.0mmスペーサー + 10Sギアを装着

・8Sギア
8S用フリーボディは9Sと共通なので9Sと同じく1.85mmスペーサーのみ使用
→ 11Sホイールに、1.85mmスペーサー + 8Sギアを装着

ここまでは、この装着方法を知っている方には当たり前の内容。スルーしてかまいません。でも、以前Seesaaブログで店長日誌を掲載していた時に触れていたこの話題にけっこうアクセスが多かったものですから、まだ知らない方も多いのではないかと、今回はより詳細にまとめてご紹介しています。

ちなみに11Sホイールに使用できるのは8Sまでです。7Sギアも1.85mmスペーサーを入れれば使えるという説明を、どこかのショップのブログ記事で目にしたことがありましたが、7Sと8Sはチェーンは共用できますが、7Sは11Sホイールには使用不可となります。ご注意ください。

ギア1枚の厚みが、7Sは1.85mm 、8Sは1.8mm。その差0.05mmだからチェーンは共用可。これがギアの全幅となると、スペーサーが単体0.15mm厚みが増して、7S全幅が31.85mm、8Sは35.4mm。カセットボディの互換性はありません。

ロードバイクの10Sホイールを、11Sコンポで使いたいときの秘策

11Sロードホイールへの8/9Sギアと10Sギアの装着方法

今お使いの10S以下のコンポを11Sホイールで使いたいという場合は、上記のように対応できます。しかし、その逆は、カセット式のシマノ製では通常は物理的に対応不能。

でも、コンポを10Sから11Sにアップグレードした時に、ホイールはそのまま継続して使いたいというケースもあるでしょう。そんな方に朗報です。実は、TOKENのカセットスプロケットならそれが可能なのです。お気に入りの10Sホイールで11Sコンポが機能します。(シマノFH/WH-7800除く)

しかも、TOKENのフリーボディは、シマノとカンパ、どちらのスプロケットにも対応するコンパチブルボディもあって、これはシマノからカンパ、カンパからシマノに換装した際にフリーボディだけ交換することで、ホイールはそのまま利用することができるスグレモノ。

これはTOKEN独自のスプライン加工によって共用できるのです。TOKENのホイールをお使いの方は、コンポ換装の時にこれでずいぶん選択肢が広がりますね。

10Sカセットギアを11Sロードホイールへ装着する時の注意点

シマノのカタログには、11Sホイールの「対応カセットスプロケット」欄に『10スピードでの使用には、追加スペーサーが必要です』とありますね。これが装着方法でご紹介しているスペーサーを指しています。

そして、R501のほうには8/9/10スピードと記載がありますが、それ以外の11S対応モデルからは8/9は外れています。でもこのとおり問題なく使えますので、8/9スピードご利用の方もご安心ください。

さて、10Sギアを11Sホイールへ装着する際に、いくつか気を付けておかなければいけないことがあります。

まず、1つめ。10Sコンポの中でもティアグラCS-4600だけは仕様上1.0mmスペーサーが必要ありません。入れたらロックリングが浮いてしまいます。CS-4600は1.85mmスペーサーとの装着位置も注意が必要です。ギアにはスペーサーの装着図が付属されているのでご参照ください。向きは前述のとおりです。

2つめ。10スピードで1.0mmスペーサーが必要ないケースがもう一つあります。それはジュニアのギア規制の対応でもよく使われるCS-6600の14/16Tトップのカセットギア。

ジュニアクラスの選手は、6700コンポからなくなったこのトップギアを、6600モデルから代用して使おうとする可能性が高いと思いますので、指導者や保護者の方は、カセットギアを装着するときは注意してあげてください。

ただし、16Tトップギアはフレーム側の仕様で使えない可能性もあるかと思います。UCI(に加盟するJCFも)のルールではジュニアは17歳と18歳。この年齢では16トップは使わないと思いますが、それ以下の年齢でもしバイクを新調される場合にバイクを数年使い続ける目的で16Tトップギアを選択する場合は、チェーンがフレームに干渉しないことを確認できてからのほうがよいですね。

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