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26インチのロードバイクと完組ホイールのメンテナンス

2018年06月07日

機材情報

26インチのロードバイクと完組ホイールのメンテナンス

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26インチのロードバイクが入荷しました。入荷といっても仕入先からではなく、店舗にお持込み頂いたお客様から買取りさせていただいた中古の26インチ。クロモリです。店長もこれまで何台かオーダーでロードバイクを作ったことがありますが、記念すべき1台目が26インチでした。フレームは同じくクロモリで、バイク歴が長いだけに所有していたロードも、昔は主流だったクロモリのほうが多いです。

当時、なぜ26インチを作ったのか、理由は覚えていません。ロードバイクといえば700Cだから、人と違ったバイクが欲しかったのかもしれません。パーツもMAFACのブレーキとかNISIのリムとか、かなり凝ったものをアッセンブルしてました。10代後半だったので、初めてロードバイクに触れた時の知識でずっと使ってみたかったパーツを選んだりして胸躍らせていたものです。26インチ、懐かしいなあ。

アルミコンパウンドで磨いて旧車をレストア

26インチのロードバイクと完組ホイールのメンテナンス

さて、こちらのバイクはスキーのトレーニング用としてお子さんが乗っていたということで、走行距離は少ないけれども、6Sの105コンポだからまあまあ年代を感じるバイクです。パーツもきれいな状態ですが、アルミのパーツは材質柄、年数が経つと表面がどうしてもくすんできてしまいます。

そこで、もっと程度を良くしようとレストアする時に登場するのがアルミ専用のコンパウンド。店長は、MOTHERS の MAG & ALUMINUM POLISH というのを使っています。

アルミを磨くなら絶対にコレ。くすんだアルミもピカピカになります。ただし、表面が腐食してしまった場合は残念ながら腐食跡は取れません。腐食はなぜかクランクとブレーキレバーに多いですね。少しはきれいになるけど腐食の跡は元には戻りません。

磨く時は適量をウエスに付けて磨くわけですが、最初ビックリするのが、パーツがピカピカになる一方でウエスが真っ黒になっていくこと。でもかまわずどんどんこすり続けるとそのうち光沢が出てきて、まるでバレル研磨の鏡面仕上げのように様変わり。手作業で機械仕上げを再現させるのは感動ですねえ。

まあ、ここまでやる場合は時間も掛かりますから、販売品の場合は売価に見合う労力とコストとの兼ね合いになるわけですが、洗車掃除して状態を見てから設定する価格で判断します。

今回のバイクは、クロモリに力を入れている数少ないメーカーのひとつ、PanasonicのPC-700というモデル。年数は経っていても、105装着で当時も中級グレードであったろうバイク。保管状態がよく程度もそれほど悪くないので、今回もたっぷり時間を掛けてレストアしました。サイズ的には150cm~160cmの方にお乗りいただけるバイクです。カラーもピンク系で小柄な女性の方にもピッタリ。どうぞ店舗でご覧になってみてください。

ちなみに、ご自分の愛車を磨く時は、アルミ用コンパウンドの代用品として車用のワックス剤が使えます。研磨剤が配合されているタイプに限りますが、こちらでもけっこうきれいになります。パーツのレストア作業で必要なのはただひとつ、根気よく磨き続けること。きれいにするにはそれなりに時間も掛かりますが、自転車が少し古くなってきてパーツの表面が気なっている方はお試しください。レストア後のバイクをみて感激すること間違いなし!

ホイールのクリーニングで試してみたこと

26インチのロードバイクと完組ホイールのメンテナンス

さて、同じアルミでも、リムの場合はちょっと勝手が違い、こちらは専用の研磨材がメーカーから用意されています。店長はずっとMAVICのソフトストーンを使ってましたが、もっと値段の安いHOZANのラバー砥石を試してみました。

ラバー砥石には粗さが3種類あって、自転車のリム用には真ん中のK-141がよいと思います。使ってみた結果は…、ん~、これはMAVICのほうが使いやすい。

ちょっと品評コメントみたいになってしまいますが、両者を比べてみると、価格の面ではMAVICのほうが2倍以上大きいのでけして高いわけではない。安いと思っていたHOZANは最初見た時ずいぶん小さく感じました。写真で比べてみると一目瞭然。

リム摺動面のクリーニング

研磨仕上げの面でもMAVICに軍配が上がます。HOZANは材質が硬いためなのか、MAVICと同じこの程度まで表面を磨くには倍以上の時間が掛かる。いえ、倍以上掛かっても仕上げはMAVICのほうがきれいに見えます。

これはMAVICでリム1本を磨いたあとの削りカスですが、MAVICは材質が柔らかいのでこのように研磨材自体がどんどん削れながらリムを磨いていきます。でもHOZANは硬いのであまり形が崩れず、リムの削れたごく細かいカスが硬い研磨材に付着するので、それが邪魔をしてさらに削れない結果を引き起こしているように思います。

使っているうちに研磨材も削れてくるので形を均等に整えながら使うのに、硬い研磨材はそういう面でも使いにくい。

このように、作業効率を考えても、断然、MAVICソフトストーンのほうが使いやすいという結果になりました。真ん中の写真くらいに小さくなっても十分使えるからコストパフォーマンスも高いですね。

MAVICソフトストーンを使い始めた当初はボロボロと削れて小さくなっていくし、削れた研磨材のカスが大量に出るからもっと別な研磨材はないかと思っていたのですが、今回HOZANを使ってみて、作業のデメリットが逆にメリットだったんだと知ったのは思わぬ収穫でした。なんでも試してみるものです。

砂消しゴムを使って磨くという荒技もあるようですね。そちらは試したことがないのでわかりませんが、今度やってみるかな。

リムの汚れはブレーキシューの磨耗につながりますし、ブレーキングの時に「キキーッ」とか音鳴りが出る最たる原因です。アティックでもメンテナンスサービスでリムクリーニングを行っていますから、もし音鳴りがする場合はお声掛けください。ブレーキ摺動面の汚れをばっちり落とし、さらにクリーナーできれいにしてからホイールをお返しします。

チューブラーリムのタイヤ張り

26インチのロードバイクと完組ホイールのメンテナンス

ところで、今回クリーニングしたリムと、先ほどの26インチはどちらもチューブラータイヤのリムですが(あ、さっきのはクリンチャー、今回磨いたのは合計3セット)、どっちもタイヤの劣化が激しく、26インチは完成車で用意するので新しく張り替えることにしました。

で、タイヤが劣化しているということは、当然、張った当時のリムセメントも相応の古さでタイヤを剥がしたらカチカチ状態でした。そこで、その古いセメントを取るのにいつも店長が使っているのがこちら↓の工具。

KYOKUTO PRO ACE ペダルツール

刻印の「KYOKUTO PRO ACE」がお分かりの方は、相当バイク歴の長いベテランさんですね。そう、これはペダルを調整する時の工具です。愛用していたトラックペダルで使っていたものです。

もうペダルに使用することはないだろうから、今はセメント剥がしに利用しています。小さいほうの先っちょがリムのカーブにベストマッチング。ドライバーだとギザギザとキズが付いてしまいますが、これだとそれほど神経使わずに作業ができます。

ホイールのクリーニング

クリーニング後はこんなに見違えるようにきれいになって工具様様です。もっときれいにも出来るけど、これ以上はキズが増えるのでやめておきます。中古で販売するから、タイヤを張ったら隠れる場所でもできるだけキズは付いていないほうがよいので。

自分で使う方はキズが付いても気にしないかもしれませんが、カーボンリムの場合はご注意ください。接着面で隠れてもカーボン素材にキズが入るのはまずいですね。カーボンホイールにタイヤを貼る場合は硬化しないリムテープのほうがよいかもしれません。

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