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レース観戦にも役立てよう!知っておくと便利な解説辞典 サイクルビギナー辞典

ヘマトクリット値

ある一定の血液容積の中に赤血球数がどれだけの割合を占めているかを知る数値。この値が高すぎると赤血球が増えすぎている場合もある。過剰な数値は、けして体にいいとは言えない。この辺は「ヘモグロビン」のコーナーで。

ところで、ヘマトクリット値にも関係してくる事だけど、ここでは、これに関連したトレーニング方法について少し触れてみよう。「酸素」も関係してくるが、「酸素」についてはそのページで。

例えば、酸素をより多く筋細胞に取り込もうと人為的に赤血球を増やすドーピング行為があるけれど、その行為は認められないにしても気持ちとしてはそれほどまでに酸素は重要。しかし、もっと安全で合理的に酸素を有効活用しようという方法もある。それが、高地トレーニングだ。

高地などの酸素が希薄な場所では、その環境に慣れていないと運動した途端すぐ酸欠症状に陥り、最初はトレーニングどころではない。これは極度の無酸素運動をしている時に経験している方もいるかもしれない。本来、脳細胞にまわるべき酸素が、無酸素エネルギーの副産物を分解するため筋肉に動因されたせいで足りなくなり、その結果、めまいを感じたり立っていられなくなる。これが酸欠状態。

しかし、高地では徐々に体はその環境に順応して、少ない酸素をより効率良く利用しようとする。そして、赤血球が増えて、ヘマトクリット値も上昇してくる。これが高地トレーニングの目的だ。

ここで、スポーツ選手にとっては羨むような話をひとつ紹介しよう。ロードレースで、よくヒルクライマーと称される南米のコロンビア選手。彼らの多くはもともと高地で生まれ育っている。なので、自転車レースを始める前からもう既に有酸素能力の資質が備わっているわけで、もともとヘマトクリットの数値も高い。レース活動の面からだけをみると何とも恵まれた環境である。

話を戻そう。この高地トレーニングをする場合も、一般的には徐々に標高を上げて体を順応させながら行うのだけれども、場合によっては、逆に体調を崩す可能性もある。高地トレーニングは選手にとっては諸刃の剣なのだ。

ちなみに、この酸素が希薄な場所を人工的に再現して、トレーニングに利用している施設もある。今は閉山となった炭鉱跡に酸素の減圧施設を作って、そこでトレーニングしている例もある。しかし、景色のいい高地と違って、これは精神的にはちょっとつらいかも。

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