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ハンガーノック

レースが長時間に及ぶ場合、トレーニングで同じくらい体を動かしている時に比べて、おなかが空いてくる時間が遅く感じる人もいると思う。なぜだろうか?

レースなど、強度の高い運動を持続している時にスポーツドリンクなどを飲むと、おなじ濃度の普段飲むそれよりも甘く感じると思う。そこでレースに出る時は、口あたりをよくするために最初から薄めたものをボトルに入れたりするんだけれども、なぜ甘く感じるかというと、これは肝臓や筋肉内に蓄えられていたエネルギー源が分解されて血液中に流れてくるから味が変わってくる。備蓄エネルギー源はグリコーゲン、流れているほうはグルコース。グルコースはいわゆるぶどう糖。だから、ぶどう糖の分が追加されることで甘く感じる。

で、レースでは、この備蓄エネルギー源が消費されている時に空腹感が満たされて、普段よりもおなかが空く時間が遅くなるわけだ。(ただし、エネルギー代謝の種類によって(運動強度によって)使われる栄養素が微妙に異なるため、これが万人に当てはまるわけではありません)

さて、運動中はグリコーゲンの供給がずっと続いている。しかし、備蓄エネルギー源が底を突きそうな状態になって、食料補給でのエネルギー(になる栄養素)供給も途絶えてしまったとしよう。こうなると、筋肉内のミトコンドリアで生産されるべきエネルギーも絶たれてしまう。その結果、体はもうフラフラな状態になり、極度のエネルギー枯渇状態に陥る。これがハンガーノックだ。長時間の運動で経験したひともいるだろう。反対に、運動をしていない状態でも、余分な糖分が常に血液中を漂ってて、筋肉内に糖分をうまく取り込めないひともいる。こちらは糖尿病。病気である。

自転車用語というわけではないけれども、40歳あたりを境に成人にとっては特に気になる糖尿病。これについてはそちらの用語で。